ライティング

これだけは知っておきたいweb文章の書き方5つのルール

WEB文章の書き方

ホームページやブログなどインターネット上に公開する『Web文章』は、比較的新しく登場したもので、原稿用紙のように明確な書き方ルールが存在していません。

しかし、普通の紙の原稿と同じように書いてしまうとスマホの画面からは非常に読みづらくなって、すぐに画面を閉じられてしまったり、インターネットの検索エンジンに正しく認識してもらえずアクセス数が伸びなかったり、といった問題が起こります。

パソコンやスマホ、タブレットの画面上で読まれるweb文章には、読みやすくするためのコツや暗黙の作法があるのです。

そこで、ここでは3年以上Webの文章を書き続けてきた現役ライターがウェブでの文章の書き方のポイントを伝授したいと思います。

しっかりルールを押さえれば、小さなスマホの画面でも読みやすく、検索にも引っかかる文章を書けるようになりますよ。

まずはインターネット上の文章読まれ方の特徴から見ていきましょう。

Webの文章の特徴

パソコンよりもスマホで読まれている

総務省の統計*によると、2016年現在のインターネット利用機器の普及率はパソコンが73.0%、スマートフォンが71.8%となっています。
*平成29年情報通信白書

これだけだと同じぐらいなようですが、実際にウェブサイトのアクセス解析を見てみる圧倒的にスマートフォンで見ている人が多いことが分かります。

私が運営している月間24万ページビュー(閲覧数)のウェブサイトにて、ここ1週間のアクセスがどの機器から来ているかを分析したデータがこちらです。

インターネットを見るデバイス

スマートフォンが80.04%、パソコンが15.15%、タブレットは4.81%でした。

パソコンもスマホも両方持っていると、ちょっとした調べ物程度ならわざわざパソコンを起動せずにスマホで済ませてしまう人が多いのでしょう。

個人向けの情報サイトはよりスマホからの閲覧が多くなると予想できます。

しかし一部パソコンやタブレットの大きな画面で見る人もいますので、スマホとパソコンと両方から読みやすい文章にすること意識しなければなりません。

流し読みが前提

スマホで文章を読むのはけっこう大変ではありませんか?

画面は小さいし、指でスクロールしていかないと下の方まで読めませんよね。

新聞や雑誌のようにパッと全体を見ることができず、ずっとページを送って読むこととなります。

そんなときに、隅から隅まで1文字も逃さずにちゃんと読む人は稀でしょう。

だいたい、どこに自分の読みたいことが書いてあるか、タイトルや見出しを中心にザーッと流し読みするのが良いところです。

ネットは流し読み

なのでパッと見て興味を引く文字がなければ、ちゃんと読まずに読者はすぐに画面を閉じて何処かに行ってしまいます。

Webの文章は本や雑誌と違って、わざわざお金を払って読むものではありませんので、読者にしても「しっかり読んで元を取ろう」などという気持ちはないんですね。

ですので「そもそもちゃんと読まれない」「流し読みされる」という特徴が紙媒体よりも顕著に出ます。

飽きられやすい

スマホでブログの文章を読んでもらうとき、ライバルは他のウェブサイトだけではありません。

スマホの中には色んな刺激的なゲームやアプリがいっぱい入っていますので、少しでも飽きられたら別のページやアプリに移動されてしまいます。

しかも、スマホのゲームなんかは遊ぶ人の気を引く工夫がされています。

いろんなイベントが発生して、ブログを読んでいる途中にも「ピコーン」と通知でお知らせして、読者は連れて行かれるんですね。

現代人の特に若い人は、そういった刺激的なものに慣れていますので、飽きやすくなっているかもしれません。

インターネットの文章は強烈に興味を引く必要があり、飽きさせないための工夫も必要となります。

人以外も読んでいる

インターネットの文章の最大の特徴は、人だけでなくロボットも読んでいる、という点です。

ロボットというのは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの中にいるロボットのことです。

私たちが調べ物をしようとキーワードを「ググった」とき、情報が乗っているウェブページのリンクがずらりと出てきますよね。

あれは、Googleのロボットが日夜、インターネットを巡回して新しいウェブサイトを見つけ、「これはこんなことが書いてあるページだな」と表示リストに登録してくれているから、なんですね。

ロボットは、良い情報が載っている適切なページを上位に表示しようとしています。

しかし1ページずつ人が読んでいるわけではないため、特定のルールに従って機械的に処理することになります。

なので、webの文章では、ロボットにとっても分かりやすい文章を書いてあげる必要があるのです。

では、具体的な書き方のポインをご紹介しましょう。

Web文章の書き方のポイント

1 パソコンでもスマホでも読みやすい改行方法

紙の原稿とWEBの文章とで、最も違うのが字下げと改行の方法です。

まあ、プロのライターさんだとこの辺は編集者の仕事だから関係ないやと思われるかもしれませんが、知っておいて損はありません。

小学校で習った原稿用紙の使い方を覚えてるでしょうか?

段落の書き始めは1文字分下げて書き、意味のまとまりごとに段落を分けましょう、とありましたね。

それをブログでやってしまうと、こんな表示になります。

パソコン

スマートフォン

何だか文字がぎゅうぎゅうで目が疲れちゃいますね。

これを改善するために、いくつかの改行すたいるが編み出されてきました。

1つは、スマホで表示したときに端にたどり着く前に細かく改行する方法です。

パソコン

スマートフォン

短めの文章なら良いですが、長文だと改行が多すぎてものすごいスクロールしなければなりませんね。

そこで、おすすめしたいのはこのブログでもやっているような、1文ごとに空白の行を挟む方法です。

パソコン

スマートフォン

文字がギュンギュンに詰まらないように、空白の行や見出し、場合によっては画像や図表も入れると読みやすくなります。

2 見出しや太文字で流し読みでも分かるようにする

続いて重要なのが、「流し読み」対策です。

ウェブの文章に関しては、基本的に本文は読まれないと思っておいた方が良いです。サーッと見られているだけ。

そこで、流し読みでも意味が通じるようにする工夫として、見出しや太文字を使います。

この辺も編集の領域になりますが、ウェブの原稿だと「見出しを指定してください」というような指示をされることもありますので、ポイントはしっかり押さえておきましょう。

見出しの入れ方

ブログで見出しを付けるときは、『HTMLタグ』というものを使います。

以下のように、見出しにしたい文字列を特殊なコマンドで囲むとブログのテンプレートのデザインを使った見出しで表示されます。

ウェブ文章の見出し

ここで注意したいのは、見出しはただデザインが変わるだけでなく、Googleなどの検索エンジンに記事の構造を伝えるためのものでもあります。

なので、ブログの記事の階層構造に合わせて適切な見出しタグを付ける必要があります。

文字装飾の使い方

見出しの他に、本文中で目立たせたい部分は太文字や色文字、マーカー風など、これもタグを使っていろいろ指定ができます。

ポイントは、目立つ文字が一定のリズムで登場するようにすることです。

1つの見出しの中に太文字や赤文字が1〜2個程度、などうるさくなりすぎないようにバランスを取りましょう。

また、見出しや目立つ文字だけを目で折っていけばだいたい記事の中身が分かるようにします。

3 とにかく簡潔に、分かりやすく

繰り返しになりますが、ウェブの文章は、本のように「これをしっかり読むぞ」とは読まれません。

「これってどういう意味なんだろう?」とちょっと調べようとして、たまたま出てきたページを見ている、ぐらいの人がほとんどです。

なので、専門的で小難しい話は基本的にNGです。

完全に専門家向けのサイトでない限りは、その分野について全然知らない人が読んでも分かるようにするのが鉄則です。

なるべく専門用語を使わず、文章も簡潔に分かりやすく、を心がけましょう。

その記事のメインテーマは専門用語になるのは仕方がありませんが、それ以外はなるべく一般の人にも分かるようにします。

新しい言葉や情報が出てくるときは、丁寧に説明を入れましょう。

イメージとしては、小学5年生が読んでも分かるぐらいの文章にします。

カッコつけて難しい言葉や言い回しを使わないこと!

4 興味を切らさない工夫

せっかくページを訪問してもらったのに、「なんか思ったのと違う」「なんか難しそうで読むのめんどい」などといきなり離脱されてしまったり、途中で飽きられてしまったりというのがウェブ文章では日常茶飯事です。

紙の媒体以上に読者の興味を切らさない工夫が必要です。

興味を引くワードの例
・具体的な数字…9割の人が知らずに損している〜
・謎…なぜ〜か? 〜な理由とは?
・ベネフィット(お得感)…悩みが解決する、儲かる、モテる等
・注意を引く…ここからが重要ですが〜

興味を引くのに最初に大事なのは、なんと言っても記事のタイトルです。

Googleなどの検索結果に記事のタイトルが表示されますので、読者が興味を持ちそうな強烈なタイトルにしてまずはクリックしてもらわなければいけません。

タイトルで興味を持っても、書き出しや見出しで興味が途切れると途中で読者はどこかに消えてしまいます。

ボールを転がすように、ときどき力を加えて最後まで興味を引っ張ってあげましょう。

5 検索に引っかかりやすくする工夫

最後に、検索エンジンのロボットに見つけてもらう工夫をご紹介しましょう。

最も大事なのは、検索されるキーワードが含まれている記事を書くことです。

今どんなキーワードが検索されているかは色んなツールを使って調べられます。

読者が調べたいキーワードが必ずタイトルや見出しに含まれるようにしましょう。

たとえばこの記事は「WEB 文章 書き方」というキーワードで調べた人向けに書かれていますので、タイトルやいくつかの見出しにもそのキーワードを入れています。

これが「私のブログライティング術その8」みたいなタイトルだったら、何が書いてあるか分からないので、検索結果のリストに正しく表示してもらえないし、仮に表示されていても興味を持てませんよね。

他に、一緒に検索されそうな類語や、あえて表記ゆれを文中に入れるのもウェブならではの書き方です。

一般的には「Google」「グーグル」などと1つの文章の中で表記がブレるのは好ましくありませんが、ウェブの場合は似たようなキーワードが色々盛り込まれていたほうが検索で引っかかりやすくなるんですね。

本質は「読者が求めている記事を書く」ということなんですが、小技として覚えておくとかなりアクセスアップに繋がりますよ。

まとめ

ウェブの文章の特徴は…

  • パソコンとスマホの両方で読まれ、どちらかというとスマホが多数派
  • 読者はちゃんと読む気がなく、サーッと流し読み状態
  • ライバルは他のサイトだけじゃない、スマホアプリに負けない面白さが必要
  • 検索エンジンのロボットにも読みやすい文章である必要性

WEBの文章の書き方のポイントは…

  1. パソコンでもスマホでも読みやすい改行にしましょう
  2. 流し読み対策として、見出しや太文字で大事なところを目立たせましょう
  3. 小学5年生でも読めるぐらい、簡潔に、分かりやすく書きましょう
  4. 徹底的に興味を切らさないように工夫しましょう
  5. 調べられているキーワードを入れて検索で見つけてもらいやすくしましょう

ひとまず、これだけ意識して書けばウェブ向けの文章もバッチリです。あとは練習あるのみ!

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